1. レールめっきの可能性
レールめっきは軌道回路における列車検知不良の対策として、古くから実施されてきたものですが、レールに熱影響を与える危険から適用範囲が制限されています。しかし、銀ろう溶着工法によって熱影響を排除できたことで、めっきの適用範囲が広がることが期待されます。
例えば接触型検知は、踏切制御にも使われています。踏切の殆どが本線であることから、現時点ではレールめっきの適用から除外されています。
踏切では列車検知システムを接触型、非接触型等で二重化されているため制御失敗に至ることはまずありませんが、特に閑散線区においては接触型での列車不検知が発生しているのも事実です。
2. 安全性・経済性の追求
当社では、より安全性を高め、そしてより経済的な手法を検討していきます。そして結果をご提案していくことで、レールメッキの適用拡大を進めていきたいと考えています。