レールボンドとは軌道回路を構成する部品の一つで、レールとレールとを電気的に接続するものですが、実際にはどのように使用されているのでしょうか。
レールとレールとを接続する「レールボンド」、レールに電流を流し込んだり取り出したりする「送着ボンド」のように使われます。

図1.軌道回路
![]() 写真1.レールボンド |
![]() 写真2.送着ボンド |
次に、レールボンドの種類ですが、大きく分けると、
- ①低温ろう接式
- ②溶接式
- ③穴あけ式
とに分類され、一般的ですが、①低温ろう接式は、取付や取外しが容易なものの耐久性に乏しい、②溶接式は、耐久性に優れるものの溶接のため取外しができず再取付もできない、また取付時に高温となりレールの組成編成が生じる(マルテンサイトなどレールには有害な組成が生成される危険性が高い)、③穴あけ式は、簡素な工法ですが事前にレールに穴加工が必要となることやボルト等が緩み接触抵抗が大きくなる、等々其々に一長一短があります。